こんにちは、マリモです!
現在、空き事務所をDIYで内装リフォームしています。
今回は、洗面台を作ります!
洗面台を作ろう!
前回、床をコンクリ打ちっぱなしにして、壁に漆喰を塗りました。
そうすると、もともとあった洗面台が雰囲気を台無しにしている事に気付きます。
買ってしまおうとも思ったのですが、金額を見て固まりました。おしゃれ洗面台はとにかく高い。。自分で作るしかないと悟ります。
しかし残念な事に「DIY経験」≒「ゼロ」。私の作品は2次元まで。木で立体的なものを作ったことがありません。。
とにかく不安でしたが、「調べて、パクって、やってみる」の3Stepでなんとか完成しました。
そんな感じの経験をもとに、洗面台の作成手順から費用まで、徹底解説します!
ダサい洗面台をなんとかしたい方、読んでって下さい!
かかった費用
最も重要なパラメーター、それはお金。
以下、実際にかかった費用です。
用途 | 資材 | 金額 | |
---|---|---|---|
洗面台 | パイン集成材 18mm厚 | ¥14,480 | |
木工用ボンド 速乾 750g | ¥718 | ||
木工用ドリル 6mm | ¥570 | ||
木工用ドリル 8mm | ¥642 | ||
6mmダボ 40本 | ¥336 | ||
8mmダボ 100本 | ¥463 | ||
ダボマーカー6mm | ¥443 | ||
SK11 コーナークランプ 2個 | ¥2,394 | ||
ボウル | 洗面ボウル(楽天) | ¥16,299 | |
水栓 | 水栓(ToolBox) | ¥17,910 | |
給水栓関連 | SANEI 片ナットベンリーカンチーズ | T6-6XG-13 | ¥966 |
SANEI ナット付きベンリーカンエルボ | T2041-13 | ¥899 | |
シールテープ | ¥155 | ||
排水管関連 | SANEI 丸鉢 | PH31-32 | ¥2,091 |
SANEI 片ツバ直管 32mm径 400mm | H70-64-32X400 | ¥1,490 | |
SANEI U管 パイプ系32mm | H70-67-32 | ¥2,533 | |
SANEI Sパイプ 32mm径 790mm | H70-66-32X790 | ¥2,533 | |
パッキン | SANEI ジョイントパッキン 3個(給水栓) | PP40-5S-13 | ¥107 |
SANEI 排水アジャストパッキン (片ツバ直管→U管) | PP40-41S-32 | ¥79 | |
SANEI トラップ用平パッキン (U管→Sパイプ) | PP40-54S-32 | ¥99 | |
SANEI クリーンパッキン | H70A-90-32X50 | ¥529 | |
塗装 | ワトコオイル ミディアムウォルナット 1L | ¥2,461 | |
水性ウレタン塗料 | ¥1,679 | ||
合計 | ¥69,876 |
部材が多くて混乱しそうですが、そこは一旦置いといて。後で解説します!
費用は約7万円かかりました。思ったより高くついてしまった。。
後述しますが、私の場合は商品の買い直しが発生し、高くなりました。水回りを上手に選べば5万〜6万で作れると思います。
ノーブランド品にご注意
安物買いの
水回りは、洗面ボウル・水栓・排水配管のセット(中国製の激安品)を楽天で購入しました。
届いて開封の儀、洗面ボウルはお値段以上に良い作り!
ところがどっこい、水栓・排水配管が想像の斜め下。。
ペラペラに薄くてブリキのおもちゃ状態。。排水配管に至っては組み立てすら出来ません。(つなぎ目がゆるく、触ると外れます。。)
痛恨の買い直し
結局、水栓はToolBoxで、排水配管はSANEIのものを一式買い直しました。
節約のつもりが逆に高くつくことに。。水回りは国内のショップ、メーカーのものが安心ッス。
水回りはケチりすぎ厳禁ですな。
かかった日数
パラメーターその2、時間。
中年になると時間の流れがバグってるレベルに早い。時間、タイセツ。
作業内容 | 日数 |
---|---|
木材買い出し・色見本作成 | 1日 |
洗面台組み立て | 7日 |
配管取り付け(カット含む) | 1日 |
塗装 | 2日 |
合計、11日です。。
11日て長いナー、君。
ウワーン。言い訳させて!結構失敗してやり直したのと、調べる時間が長かったのです。。
この記事を読んで作業すれば、10日以内で作れるでしょう。
作業全体の流れ
まずは、全体の流れをイメージしておきましょうか。
作業全体の流れ
- 古い洗面台の撤去
- デザイン決定
- 図面・木取り図作成
- 木材調達・カット
- 組み立て(ダボ継ぎ)
- サンディング
- 塗装
- 水回り配管取り付け
ひとつずつ解説していきます。
洗面台撤去
古い洗面台を撤去します。
水を止め、配管を外し、洗面台を撤去します。説明が雑ですいません。でもホントにそれだけなのです。
私のケースでは、壁から出ている給水栓のハンドルを締めるだけで水が止まりました。
水さえ止まればこっちのもの。繋がっているものをひたすら外しましょう。
デザイン決め
これから作る洗面台のデザインを決めます。
ゼロからのデザインはハードルが高いので、私は好きなデザインをパクりました。
見出しにかっこよく「デザイン決め」と書きましたが、「お手本をパクって微調整」するという事でございます。
パクって作ったものを販売するのはNGですが、自分で使うのは問題ありません。パクリ=上達の王道 です。
お手本を探す
気になる洗面台画像をひたすら集めましょう。初めは多いほど良いです。そして少しずつ絞り込んで行き、最終的にひとつを選びます。
Pinterest がおすすめ!
洗面ボウルを決める
次に、購入する洗面ボウルを決めます。
お手本を選ぶ中で、洗面ボウルのデザインもほぼ決まってくると思います。
次は設置スペースや使い方をイメージして大まかな深さと大きさを決めましょう。
サイズと大きさが決まったら、購入する洗面ボウルを決めます。予算もあるので多少の妥協は必要です。
洗面ボウルを先に決める理由
ちょっと待って。なぜ先に洗面ボウルを決めさせるのか。。
理由は、「洗面台のサイズは、洗面ボウルで決まる」からです。
残念なことに、洗面ボウルのサイズは、買える商品の中から選ぶことになります。予算がボウルを決め、ボウルが洗面台を決めるのです。
つまり、ボウルを先に決めた方が効率が良いのです。
「制限になるもの」から決めると、全体が決まりやすくなる事って多いですよね。
私も洗面ボウルが決まると、自然と洗面台の天板サイズが決まりました。
サイズを決める
では、洗面ボウルのサイズから天板のサイズを決めましょう。
私は、「洗面ボウルのサイズ+欲しい余白」で天板サイズを決めました。
ボウルを壁に寄せた状態で、手前に約30mm、両端に約90mmの余白を残すと自然とこのサイズになった感じです。
参考(私の場合):洗面ボウル:365mm×535mm、天板:400mm×700mm
「想像力」と「少しの余裕」
天板サイズを決める時は、使う時の事を考え、できるだけ想像力を働かせましょう。
例えば、壁との隙間が狭いと、天板が塗れても手が入らず拭き掃除ができません。
また、後から壁にタイルを貼りたくなるかもしれません。少しでも可能性があれば、タイルの厚み分、余裕を持たせておきましょう。
(下地:5mm/タイル:5mmで合計10mm、設計に余裕を。)
天板のサイズは決まりました。
続いて、自分が使いやすい高さと、排水口の位置を考え、具体的な寸法を決めていきます。
消すアプリが活躍
洗面台の天板サイズや高さをイメージする際、画像加工アプリが役に立ちました。
作業台の上に洗面ボウルを乗せ、画像処理アプリで作業台を消すと、出来上がりがイメージしやすくなります。
図面作成
デザインを図面に起こします。
B5方眼は、木工用ノートでしゅ!
「B5サイズの方眼ノート」を買ってくだしゃい!
セリアに売ってます。
ノートのスペックが具体的すぎますが、ちゃんと理由があります。
B5方眼な理由2つ
- 方眼は、フリーハンドでもキレイに書ける。
- 定規を使うとあら不思議、一気に面倒くさくなります。
フリーハンドはノーストレス!
- 定規を使うとあら不思議、一気に面倒くさくなります。
- ホームセンターに持って行きやすいサイズ。
- B5が丁度いい!
できれば「B5方眼・3色ボールペン・メジャー」を百均ファイルに入れ、油性マジックで「DIY」とか「ホムセン用」とか「ドラゴンボール」とか書いたモノを作っておきましょう。
私がホムセン行く時は、必ずこのセットを持参します。もうね、最高に便利。最低¥440で揃うので絶対やって欲しい。あと、ホムセンで目立ちます。「こいつ本気やん。」てなります。
ごめんなさい、ちょっと興奮してしまいました。ここを書いた日、娘とケンカして変なテンションになってしまいました。。
図面を書く
では、洗面ボウル・水回り配管のサイズを測って、図面に落とし込みましょう。
分かりやすく書くアイデアを紹介します。
色とマークで工夫
「サイズは赤で。切り抜く部分は青で。」など色やマークに意味をもたせると、ひと目で理解できます。
各パーツにナンバリング
各パーツに番号をつけると、この後の木取り図が作りやすくなります。
スマホで撮った写真をスケッチ
私は主に3Dで図面を書きます。出来上がりがイメージしやすく、1枚で完結するところが便利です。
3Dで書くのが苦手な方は、スマホで撮った写真をスケッチし、そこにサイズを書き込むと上手くいきます。
なんなら、画像自体にサイズを入れても構いません。
木取り図作成
木取り図を作ります。
木取り図とは、「必要な木材を一番無駄なくカットする為の図面」です。
初めての方は以下の手順で書いてみましょう。
各パーツに、通し番号をつけます。同じサイズのパーツは同じ番号にします。裏側もあるのでお忘れなく。
各パーツの「通し番号、サイズ、必要数」をリスト化します。
必要なパーツをホームセンターの木材から「どの様に切り出すか」を図に書きます。
木材のサイズも沢山あるので、(パイン集成材だと、長さ910mmだと、幅が300mm〜600mm位まである。)
木取りにも複数のパターンが考えられます。いくつかプランを考え、金額で決めましょう。
私の場合、以下の2つのプランを思いつきました。
- プラン①
-
- 500×910×3枚
- 400×910×3枚
合計金額:¥15,480
- プラン②
-
- 400×910×5枚
- 300×910×1枚
合計金額:¥14,480
安いので、プラン②で決定です。
以上で木取り図の作成が完了しました。
木材調達
木取り図をもとに、ホームセンターで木材を購入します。
できればホームセンターでカットまで済ませましょう。
初めてだと少しだけ勇気いりますが、店員さんに聞けば必ず教えてくれます。勇気がいるのはこの1回だけです。
自宅でカットするより圧倒的に「早くて・簡単で・正確」です。木屑の処理にも困りません。良い事ずくめです。
カットはできるだけホームセンターで!
フレーム組み立て
私はあまり深く考えず外側のフレームから組み立てたのですが、順番を間違っていた様です。。
あとから棚板を入れるとき、棚板の側面に木工ボンドが塗れませんでした。
側面の板は棚板をサンドするように、最後にジョイントするのが正しい順番だったのかも知れません。
そんな事よりも、ほら、洗面台っぽくなってきましたよ!
作りながら感動してしまいました。素人でもやればなんとかなるんですねー。
天板はダボ継ぎで
天板にはビスの頭を出したくないので、ダボ繋ぎでジョイントしました。
はじめてのダボ継ぎでしたが、ドリルガイドとダボマーカーとドリルストッパーを使えば初心者でも上手くいきました。
使ってるの多いやん。。
天板穴あけ
天板に穴を開けます。水栓のホースと排水管が通ります。
当時の私は方法が分からず、
わざわざ購入したマルチツールで穴を開けています。。
皆さんはホールソーか、ドリル&ジグソーを使って下さい。その方が簡単にキレイな穴が開きます。。
棚板カット
排水配管を避けるために棚板をカットします。
このあたりは全て図面に従って作業しています。図面を間違ってると。。なので図面はできるだけ正確に書いておきましょう。
ここでもマルチツールを使っていますね。。皆さんはドリルとジグソーでカットしてください。
仮組みと現物合わせ
コーナークランプで仮組みし、目的の場所に設置して、配管と干渉しないか確認します。
いきなり木工ボンドをつけて組み立てると、やり直しがききません。。
案の定、棚板が給水栓と近すぎてハンドルが回らなかったので、棚板をカットし直しました。
図面と現物合わせ、どちらも重要でございます。
組み立て
設置できそうなので、組み立てて行きます。
側面はビス&ダボで
強度が欲しいので側面はビスで固定。ビスの頭はダボ埋めで隠しました。
初めての方は、以下の手順を参考に。
2mm〜3mmのドリルで下穴を開けます。ビスの下穴です。
この穴にビスとダボが入ることになります。なので、穴径はコーススレッドの頭より大きいサイズにします。
今回はビス頭が小さめだったので8mmを使用しましたが、10mmの場合が多いと思います。
穴の深さは6mmにしました。ドリルストッパーがあると楽です。無ければドリルにマスキングテープを巻いて深さの目印にします。
今回は38mmのコーススレッドを使用しました。
ダボ穴に木工ボンドを流し入れます。
8mmの丸棒をカットして使いました。
アサリの無いノコギリでダボを切り落とします。
「ライフソークラフト145」がおすすめ。刃がしなってキレイにダボを切り落とせます。
表面を研磨し、ダボと側板を馴染ませます。(表面が揃い、一体化する)
この後、オイル塗装をするので、塗装下地を作るためにも全面を研磨しておきましょう。写真のランダムサンダーが超絶おすすめですが、サンドペーパーでも大丈夫です。(ただし結構疲れます。。)
塗装見本を作る
塗料を決めるに当たり、塗装見本を作りました。パイン材は初めて使うので色の出方が分からなかったのです。
比較した塗料は、オスモ、ワトコミディアムウォルナット、ワトコダークウォルナット、水性ステインなどです。
比較して、ワトコオイルのミディアムウォルナットに決めました。
洗面台なので、撥水性のある塗料をステインの上から塗ります。
撥水塗料も見本を作ってテストしました。
- 左上:クリアペーストグレイズ
- 右上:オスモ3332
- 左下:水性ウレタン塗料
- 右下:オスモ3101
オスモはかなり豪華なサンプルを無料で送ってくれました!品質への自信が伺えます。
オスモに興味があればサンプル請求がおすすめです!
どれも撥水効果は高かったので、別の用途で購入していた水性ウレタン塗料を使うことにしました。
オイル塗装
ワトコオイルのミディアムウォルナットで塗装します。
実はこれ、2回目の塗装。。
1度目は色が濃くなりすぎて失敗。サンダーで削って色を落としました。
下地で塗装は決まる
こちらが1度目の塗装。色濃すぎ+木工ボンド部分に色が付いていない。。
見本は上手く行ったのに。。
どうしてー!
失敗の原因を考えてみました。
原因と対策
、面積が広いと色の見え方が変わり、目が騙されて濃いめに塗ってしまった。
薄めに塗る。塗ったら距離を置いて色確認。
とにかく最初は研磨の番手が荒く色の吸い込みが多くなった。
色見本作成と同じ番手で研磨する。
特に2つめが重要。
色見本は表面を研磨せず塗装していたのです。研磨していないものは色が薄く出ます。
表面状態(研磨の番手)で色がここまで変わるとは。。ちょっと甘く見ていました。
皆さんは1回で決めて下さい。
ウレタン塗装
ワトコの上から水性ウレタン塗料を塗りました。
洗面台なので、撥水して欲しいの。
写真が酷いですね。ごめんなさい。これしかありませんでした。。
コテバケを使いました。広い面積をサッとムラなく塗れて、ウレタン塗装に最適です。
防水性を期待し「ウレタン塗装→表面研磨」を3セット実施しました。疲れました。。
水栓・配管取り付け
ここからは水回りです。
初心者には分かりにくいですよねー。
分かりやすくするために、給水から排水までの組み立て順を整理しましょう。
水が流れる順番は、
①「給水栓」から供給され、
②「水栓」を開けると
③「洗面ボウル」へと流れ、
④「各種排水配管」へ排出されます。
組み付ける部材を水が流れる順番に並べると、以下の様になります。図で見た方が分かりやすいです。
①給水栓
②片ナットベンリーカンチーズ
③ナット付きベンリーカンエルボ
④水栓
⑤洗面ボウル
⑥丸鉢
⑦片ツバ直管
⑧U管
⑨Sパイプ
⑩クリーンパッキン
ピンと来ないところがあると思いますが、今はまだ分からなくてOK。読み進めて下さい。
では、ひとつずつ組み立てていきましょう。
丸鉢取り付け
洗面ボウルに丸鉢を取り付けます。
丸針とは、洗面ボウルの排水口部分の金具のことです。
「オーバーフロー有り/無し」の2種類があります。洗面ボウルと同じタイプのものを選びましょう。
購入したSANEIの丸鉢はパッキン類も全て揃っています。図が分かりやすく書いてあり、簡単に取り付けできました。シールテープは別途購入が必要です。
水栓取り付け
洗面ボウルに水栓を取り付けます。
ボウル裏からナットを締めるのですが、奥まっているので締め込むのが大変。モンキーを2本連結してなんとか締め込みました。専用の工具も存在しますが、この瞬間しか使わないので買いませんでした。。
配管カット
配管を必要な長さにカットします。(カット不要な場合は読み飛ばして下さい。)
洗面台の高さを高めにしたので、一般的なサイズの配管では長さが足りませんでした。
そのため、長めの配管を購入しカットして使いました。
洗面台の高さは、配管に合わせて決めると節約できます。
ここでカットしたのは、片ツバ直管とSパイプです。この2つをカットして全体の長さを調整しました。カットにはグラインダーを使用しています。時間はかかりますが、金切り鋸でも大丈夫です。
コンクリ床作業の時に買ったグランダーが大活躍。
買って良かった工具のひとつです。
排水管つなぐ
洗面台に洗面ボウルを置き、排水管を繋ぎます。
Sトラップ(Sパイプ+U管)と、ボウル下から出ている丸鉢を、片ツバ直管で繋ぎます。配管がまっすぐになる様に位置合わせして手で軽く締め、最後にモンキーでしっかりと締めます。
大きく開くモンキーが必要!
配管の継ぎ手が思った以上に大きく、手持ちのモンキーでは配管を咥える事ができませんでした。大きく開くモンキーが必要です。私はフジヤのモンキーを購入しました。
パッキンの入れ忘れに注意!
忘れると必ず水が漏れます。
「配管のつなぎ目には必ずパッキンが入る」と考えてOKです。
場所によってパッキンの種類も違うので確認しましょう。
給水栓つなぐ
水栓と給水栓を繋ぎます。
どちらも混合栓なら簡単なのですが、私の場合は違いました。。
単水栓を分岐
「混合栓」ってなに?
給水栓(壁から出ている水の元栓)には「単水栓」と「混合栓」があります。
単水栓と混合栓
「単水栓」は水だけが出るもので、口が1つ。
「混合栓」は水とお湯両方出るのもので、口が2つあります。
私の場合、給水栓は単水栓ですが、取り付ける水栓は混合栓用のものでホースが2本ありました。
本数が合いませんね。このままではホース側が1本余ります。どこにも繋がないと余ったホースの先から水が漏れます。
ホースの先に栓をすれば水は漏れないのですが、そうするとホース内に水が溜まり、衛生面と耐久性に悪影響です。どうしましょう。。
その問題、
「片ナットベンリーカンチーズ」と
「ナット付きベンリーカンエルボ」が解決してくれます!
一般人が聞くと二度聞きするネーミングですが、これで単水栓を2口に分岐させます。
もちょっと詳しく言うと、「片ナットなんちゃら」で2つに分岐して、「ナット付きなんちゃら」で90度向きを変えています。
これで単水栓に混合水栓が繋げます!
給水栓回りは、全ての接続箇所に呼び径13のジョイントパッキンを取り付けます。
水栓に付属しているニップルを付け、水栓のホースを接続します。
ニップルとホースの間には、水栓に付属していたパッキンを入れました。ジョイントパッキンと同じ用途です。
水漏れチェック
全ての配管を繋ぎ終わったら、下にバケツを置き、ゆっくりと給水栓を開けていきましょう。
全てのつなぎ目から水漏れが無いことを確認して下さい。
完成!
完成です!お疲れ様でしたー。
何でしょう、この多幸感。言葉で言い表せません。。達成感が半端ないです。
無意識のうちに水を出しては締め、出しては締め、を繰り返し、排水へと続く水の流れをしばし眺めていました。。
事業に失敗したとか、失恋とか。。事情を知らせておかないと、要らぬ誤解を招いてしまう光景です。開通テストはひとりでこっそりっと行いましょう。
普段当たり前に感じていますが、今は水道から水が出る有難みをしっかりと感じます。
ワォーン!
水が出るのは凄い事なんだー!
まとめ的な。
一応まとめます。
- DIY初心者でも、ゼロから洗面台は作れる。
- 費用は5万〜8万円。
- かかる日数は10日前後。
- 作った時の達成感が凄すぎて当分の間自慢を繰り返し、家族からウザがられる。
特に4つ目には注意して下さい。
あなた以外はかなりの高確率で洗面台作成経験がありませんので、あなたを満足させるレベルの反応は得られないでしょう。この幸せ、作った者しか分からないのです!
気が付けば9000文字を超えていました。。ブログ的にはNGでしょう。
ここを読んでいる人は1人も存在しないかも知れませんが、世の中には非常に忍耐強い方もおられるので、念のため書いておきます。
恐ろしい長文を最後まで読んで頂きありがとうございました!
この記事を読んで、「洗面台作ってみようかな。」と思ってもらえたらそれが一番嬉しいです。
作ってみたよ。って方がいらっしゃれば是非コメント下さい。
それではまた次の記事で!
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